第17回トークライブセッション「副業のライフプラン」(前編)

今回は、東京・練馬の佐藤彰 投資&コーチングFPが解説

今回は、大手金融機関に10年以上在籍し、米国のコーチ資格を有する佐藤彰FPが、「副業」について解説します!

https://satoakira-fp.com/ 佐藤彰コーチングFPホームページ

副業の傾向

佐藤@練馬:私は金融機関出身ということで、資産運用に関する相談が多いんですが、次に多いのがキャリアが絡んだ相談なんですね。コーチ資格を持っているということもあって副業について話をすることも多いんですね。

まず、副業をしている人の特徴なのですが、

本業での収入が20万円以下の人が多いということと、副業をする理由として「収入を増やしたい」ということがデータから明らかになっています。

こちらは、これから副業を始めたいという人を対象にしたデータです。

先ほどのはコロナ前の数字ですが、こちらはコロナ後の数字です。

まず、現状副業をしている・したことがある人は全体の2割程度で、まだ多いとはいえません。

やはりこちらの調査でも、年収が少ないほど副業したいという意向が高いです。

怪しい副業とは?

一方で、特にインターネット上で怪しい副業の情報が拡散されているという現状があり、消費者庁が注意喚起をしています。

怪しい副業の特徴をまとめてみました。

実際、副業するといっても、本当に稼げるかどうかというのは未知数です。それを確実に稼げるように見せるというのは、「断定的判断の提供」ということで、法令上禁止されています。

で、もしこういう勧誘にひっかかってしまったとしても、あきらめないでほしいんですね。「188」に電話すると最寄の相談窓口に取り次いでくれます。一度お金を払ってしまうと取り返すのは困難になりますので早めに対処しましょう。

副業の選び方

私が副業の選び方でこれはいいなと思ったものとしては、2つのやり方があります。
1つは「本業との相乗効果が得られるもの」です。
例えば、営業でプレゼンする機会が非常に多い方であれば、プレゼンのテクニックを人に教えるという方法がありますし、エクセルを事務作業で使う方が多いのでしたら、エクセルの使い方を教えるというような方法があると思います。

もう一つは「自分の好きなこと」です。私の知っている方ですと、お酒が好きで日本酒の酒蔵のPRをされている方がいらっしゃいますし、本業でデザイナーをやっていて、インスタグラマーで販促をされている方もおられます。また、人の話を聞くのが好きな方が、ネットで相談業務をされているという事例もあります。

副業の始め方

さて、副業をどのように始めるかなのですが、最初の一歩が非常に難しいと思いますが、
これも色々方法があります。私が考える方法としては、1つは「まずは友人や知人のお困りごとの解決から考えてみる」といったところがあると思います。お互い顔を知っているから話もしやすいですし、知り合いが問題を抱えているときに、自分の得意なことや好きなことで解決を手助けすると、喜んでもらえるし、副業の第一歩になると思います。

もう1つは「クラウドソーシングサービスを活用する」ということです。いわゆる副業を仲介するインターネットのサイトですね。その中から自分が出来そうなものを探してみるというのも1つの手です。いろいろ視野を広げて探してみると面白いものが見つかるものです。

個人的に面白いと思うのは「地域を盛り上げる副業」ですね。今は国も自治体も地方創生に力を入れていて、東京で働いている人が地方に行って地域おこしにかかわる事例が多いです。先ほどの日本酒PRもそうですし、地方のサッカーやバスケのクラブの集客支援をしたりするような人もいます。

副業をするときの注意点

まず、今勤めている会社で副業を行っても就業規則上問題が無いかどうか確認する必要があります。ただ、もし禁止されていたとしても、お金がやり取りが発生しない形、自分が得意なことで相手を支援して、その代わり相手が得意なことを支援してもらうというような形もあります。

また、当たり前のことですが、本業で得た機密情報の漏洩は絶対にNGです。

本業を活かしながらの副業の場合には特に注意ですね。

あと、副業するということは自分の時間を割いて労力をかけるということになりますが、単に時間に切り売りするだけの副業はまありおススメできません。本業に悪影響を及ぼす場合もあります。

では、このメンバーで今までの話の感想と、副業についてのディスカッションをしていきたいと思います。

(つづく)

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