夫婦で婚活支援に携わっている群馬の伯耆原FPが、結婚について解説
伯耆原FPは夫婦で婚活支援を行っていて、結婚後の家計相談なども行っています。奥様は「30代男性婚活応援チャンネル@ほうきばら」を運営しています。
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今回の成人年齢変更だけでなく、結婚そのものについて話をしていきます。
(伯耆原FPのホームページ) https://lifedesign-after.com/
女性の結婚年齢が16歳→18歳に引き上げられた
伯耆原@群馬:今回、成人年齢が18歳になったわけですが、この4月に民法が改正されて、結婚出来る年齢が、男性は18歳のままなのですが、女性は今までの16歳から18歳に引き上げられました。
一方で、成人年齢が18歳になりましたので、18歳になれば親権者の同意なく結婚することができます。
こちらは初婚時の女性:妻の年齢の一覧ですが、今までは16歳での婚姻が認められていたといっても、16歳で結婚した女性は328,670人中150人という、非常に少ない数字です。
一番結婚する人が多いのは女性が26歳の時で、50%を超えるのは女性が28歳なので、平均的な値としては28歳と言えると思います。因みに昭和の時代は24歳、平成は26歳でした。晩婚化が進んでいると言えます。
明治時代には結婚年齢は男性17歳、女性15歳で結婚できたのですが、そのころから「早婚の弊害」ということは言われていました。風紀の乱れと、出産により女性の側に身体の負担が大きいということからです。結婚と出産は非常に密接な関係があると言えます。
日本においては結婚と出産はリンクしている
フランスみたいに結婚と出産を分けて考えている国もあります。フランスでは事実婚が50%です。日本ではいわゆる「婚外子」は2~3%ですが。そういった要素ががんじがらめになって、少子高齢化の一因になっているという見方もあるのですが。。
日本の場合、結婚して夫婦になると「配偶者控除」「配偶者特別控除」という税金面での優遇があります。一定以下の所得金額の配偶者がいる納税義務者は、これらの控除を受けることにより課税対象となる所得を引き下げることができます。これは事実婚のカップルだと適用されません。社会保険のほうは、要件により被扶養者扱いが認められる場合もありますが。
この調査でも、50代以下の全ての年齢において、老後不安の要素の1位が「お金」という結果が出ています。少子高齢化ということが言われていますが、お金の不安というものを解決することが有力な解決策になるのではないかと思います。そのためには、未来はどんな自分になりたいのか、未来予想図=ライフプランを考えることが大事です。
過去は変えられませんが、未来は変えられます。
結婚のために必要なものとは?
山形@練馬:18歳新成人といっても、18歳でいきなりお金について管理ができるようになったり、知識が降ってくるわけではないと思うのですが・・・親の立場からすると、子どもに対してどう準備をしていくのが良いのでしょうか?
伯耆原@群馬:子ども、ということについて考えますと、小さい頃からお金のことについて教えるというのはなかなか難しいと思います。そこで、どうやったらお金のことについて興味を持ってもらおうかということを考える時に、私の場合だと、小さい頃から自分で「考える習慣」をつけていくこととか、好きなものについて・・・何でもいいんですが、子どもが自分の頭で考えて決断して行動するようにしておくようにするべきだと思います。小さなことでいいんです。好きでもないことをいきなり一生懸命頑張るというのは無理ですから。
そうすることで、いざ本当にお金につい判断が必要になった時に、自分の頭で考えて、どうしなければいけないか、どう情報を集めればいいのかが出来ると思うんです。
山形@豊島:先ほどの表にもありましたが、将来の悩みの中でお金の問題というのはかなり大きな要素を占めていますので、早い段階から家計管理が出来るようになるというのは大事ですね。
細井@吉祥寺:18歳に限らずなのですが・・・結婚するにあたって、お金の面でポイントがあるとしたら、どういったところになるのでしょうか?
伯耆原@群馬:先ほども話をしましたが、先ずは「社会的・経済的な成熟度」が求められると思います。親元から離れて自分たちだけで生きていくためには、「稼ぐ力」というのは絶対に必要です。まずはちゃんとしたメシのタネを確保するべきです。私のところに結婚の相談しに来る人も「仕事が安定してきたから結婚したい」と言ってくる人は多いです。
結婚年齢は同じになったが、やはり女性のほうが成熟は早い
細井@吉祥寺:男性と女性の違いというのはありますでしょうか?自立意識という点で言いますと・・
伯耆原@群馬:18歳の時点だと男女で違いはそれほど無いと思うのですが、20歳を超えると意識が高くなるのは間違いなく女性のほうです。婚活をする年齢もだいたい2歳ほど女性のほう下です。間違いなく出産が絡んできます。赤ちゃんを自分で産むわけですから。
お金の面でも現実的だし、買い物する場合でも目利きする力があります。女性は子供の顔色を見て健康状態などを読み取りますし。
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