第26回FPトークライブは「FPが語る家計防衛術」!

参加メンバーの近況

・細。FP@練馬:メンバー4万人のFacebookコミュニティ「空き家の会」のオンラインミーティングで、空き家の実家を映画撮影などに貸す「実家ロケ」のプレゼンを実施、問合せが激増。

・伯耆原FP@群馬:婚活YouTuberの奥様と一緒に婚活FPとして活動して5年経つが、最近は夫婦問題解決にも取り組んでいて、その重要さを感じている。

・小林FP@福井:「空き家を活用した大野の民泊宿 ねこばやし」の運営で忙しいが注目されている、最近日経MJに同宿に関する記事が載った

・鳥谷FP@福岡:省エネルギ/創エネルギーと家計の見直しで活動中。近々福岡で「鳥谷塾」を立上げ予定。

当日の動画はこちら

【FPが伝える生活防衛術】生活で活用できる方法「第26回目トークセッション」

フリートーク形式で進行したので、要約を以下の通り書かせていただきます。(執筆:小林FP@福井)

家計改善の方法が変わる?

家計改善の方法としては

①収入を増やす ②支出を見直す ➂今あるお金を増やす

という方法がありましたが、今まではデフレ・低金利時代だったので、①と➂は難しく、②を行うべきという考え方が多かったです(私もそうでした)

しかし、今は賃金もモノの値段も上がり、金利も上がっています。①と➂についても考えていくべき時代です。

収入を増やす:副業(複業)

といっても今勤めている会社での給与を上げるのは簡単なことではありません。しかし「働き方改革」で残業時間が短くなり、副業も認められる時代です。

自分の好きなことをすれば楽しいし、五千円でも一万円でも、お金を稼ぐという目標が出来れば更に励みになります。副業という目標を持つ人は年齢性別問わないので、世代を超えた仲間が出来て視野も広がりますし楽しめます。

今まで遊びや趣味にお金を使っていましたが、例えば小林FPは週末は民泊宿で楽しみながら宿泊料で収入を得てますし、自分が楽しむというコンセプトで宿をやっているので、メンタルが満たされることで他の欲求があまりわかなくなり、宿以外で使うお金がかなり減りました。

ただし、会社の副業に関する規定には留意しましょう。

 

支出を減らす① 買う場所を考える

細井FPは先日銀座で弁当を買いましたが、ほぼ同じ内容のを地元の東村山で買ったら200円安かったということです。最近全国的にドラッグストアが増えていますが、コンビニよりも値段は格段に安く、でも冷凍食品などのクオリティは年々上がっているので、ドラッグストアで買っても生活の質を下げることにはなりません。今までそこで買っていたから、という惰性でモノを買う習慣は見直すべきです。

支出を減らす② 長く使う・中古品を使う

30年前は車といえば走行距離10万㎞で買い替えていましたが、細井FPはステップワゴンを15万㎞乗って車検に出しましたし、小林FPはN-BOXに8万㎞乗っていて劣化はほぼ感じていません。

車の値段は上がっています。でも、性能や耐久性も上がっています。昔と同じ感覚で使うのではなく、使えるうちは長く使うことで結果的に支出を抑えられます。

スマホも新品にこだわる必要はありません。新しいiPhoneは15万円するそうですが、最近は性能の向上も頭打ちになりつつありますので、昔のスマホを使い続けたり、中古品を使うという方法もあります。今の若い世代はメルカリなどで慣れているので、中古品でも抵抗はないようです。

支出を減らす➂ 自分にとって必要なものを絞り込む

今まで買っていたから・使っていたから継続するのではなく、本当に自分にとって必要なのかどうかを考えましょう。惰性で消費しても生活の質は向上しません。最近だと動画配信などのサブスクサービスに多く加入しがちですが、本当に必要だと思ったものを継続しましょう。

最近ではお葬式をしない、お墓もいらないという人が増えています。一方で墓地は増えているようですが。何にお金を使うか、には答えはありません。人がやっているから、今までやっていたからという理由でお金を出すのはやめましょう。必要かどうかを判断するのは自分なのです。

今だけでなく、将来の変化も想定する

例えば住宅ローン。この30年近く住宅ローンの金利は下がり続けていて、かつ住宅ローン減税もあったので「金利」という要素はあまり考慮されずにきています。特に今は変動金利がかなり安く、金利が安い分借りれるお金が大きくなりより立派な物件を購入できるので、ローンを変動金利で組む人が大多数です。しかし今後も超低金利が続くとは限りません。

今までとは時代が変わるのです。いろいろな出費を考える場合には将来の変化も視野に入れましょう。

ファイナンシャル・プランナーは「明るい未来」を見せるべき

長らくデフレ時代が続きましたが、今までと同じ思考でモノの値段が上がるという状況に直面すると悲観的にしかならないでしょう。時代は変わったのです。以前はサービス残業が当たり前でした。プライベートの時間は奪われるし会社の外の世界を知らずに人生を送ります。でも残業がなくなることで企業の業績や生産性がガタ落ちしたでしょうか?今まで無駄にしていた、自分のための時間を他のことに使えるようになったのです。新しい時代の思考で生きていくべきです。

また、ネット上には悲観的な情報が溢れています。しかしその中には、危機的状況を回避するためには〇〇を買いましょう・しましょうという宣伝のために意図的に流されているものもあります。その方が人々の関心を惹きつけやすいのです。

そのような情報に惑わされないために、ファイナンシャル・プランナーと相談して客観的な知識に基づいて判断をすべきですし、ファイナンシャル・プランナーも明るい未来を見せるべき、という伯耆原FPの言葉でしめさせていただきます。

次回は10/26(木)、テーマは「新NISA」です!

 

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